銀行印鑑の材質は良いものを選ぶ

日本古来の木材から印鑑の素材を選ぶ

日本独特の文化でもあり、海外のサインと同じ効果をもつ印鑑ですが、最近は安価に販売されている事もあって、合成樹脂を素材とするものが多く見られるようになりました。しかし、一般的に使用される認印に比べて、重要性が高い銀行印鑑は、素材をある程度慎重に選ぶことをおすすめします。日本古来の印鑑の素材としては、かねてより木材が多く使用されています。中でも最も優れた印材とされる「つげ」は、木材の中では成長が遅いため、加工を困難にさせるほどの高い硬度を持っているため、古来より櫛やかんざしの素材としても利用されています。また、使えば使うほどあめ色に変色しつつ手に馴染むために愛着が湧き、長く使用する銀行印鑑としては最適な材質と言えます。

押印後の印影の美しい素材を選ぶ

印鑑は、押印した後の印影の美しさも大切な要素です。美しい印影を実現するための材質には、硬さの他にしなやかさが必要になります。ただ硬いだけの材質は脆さも併せ持っているため、チョッとした衝撃で印面を破損したり、また、朱肉の乗りが悪く、印影がかすれたり、一部が押印できなくて印影が欠けることがあります。しかし、つげは硬さだけではなく、適度な粘りも持っているため、銀行印鑑そのものの破損が少なく、朱肉が印面にきれいに乗るため、押印した時にクッキリとした美しい印影が浮かびます。

素材の組織が緻密な材料から選ぶ

近郊印鑑の印影に大きく影響するものに、印鑑の素材の組織の緻密さもあります。組織の形成が粗い素材では、印影は鮮明にはなりません。スポンジに朱肉を付けて紙に押し付けてみても、白い部分が目立つ事でもお分かり頂けるでしょう。つげは成長が非常に遅い分、組織が緻密に出来ていますが、やはり同じ木でも枝の先端部分は成長を続けている部分であり、幹に比べると粗くなっています。たくさんの原木の中から、印材として適した部分は僅かしか採れません。他にも印鑑に適した木材として、山桜やさつき、エゴノキなどがありますが、どれもが硬い・粘り・緻密な組織という特性を持っている木材です。最近ではカラフルな模様をあしらった樹脂や、チタンを素材としたお洒落な印鑑も多数見られるようになりました。天然素材の中では、象牙は使用できなくなりましたが、水牛の角もあります。そんなたくさんの素材の中から、銀行印鑑には、温かみのある材質の天然木材をおすすめします。

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